日本イベント業務管理士協会とは
日本イベント業務管理士協会(Japan Event Director's Society・略称JEDIS=“ジェディス”とお読みください)とは、イベントに関する我が国で唯一の資格『イベント業務管理士』の資格をもつ個人が、自らの職能の確立とイベントの発展への貢献を目的に設立した非営利の職能団体です。
全ての会員はイベントに関連する資格を取得した個人で構成されています。正会員については「イベント業務管理士」資格取得者、準会員については「イベント検定」合格者を入会の条件とし、イベントに関するあらゆる専門領域をカバーする幅広い人材が揃っています。
全国から業態や立場を超えてイベントのプロが結集し、イベントの健全な発展を目指し、手を携えて活動しています。
Purpose of establishment
本協会は、イベント業務管理士の資格を取得した者が共同して自らのイベントに関する知識と技術の向上を図り、イベント業務の進歩改善ならびにイベントの質の向上と健全な発展に寄与するとともに、これらを通して資格者の社会的地位の向上を目指すことを目的としています。
Features of JEDIS
「JEDIS」はイベント・プロフェッショナルの有資格者の集まり。全国組織です。
“イベント業務管理士”という有資格者の仲間は全国に広がっています。しかし、全国の有資格者を組織化しているのは当協会だけです。 東京、名古屋、大阪といった主要都市だけではなく、北海道、東北、北陸、関東、中部、関西、中国、四国、九州(沖縄) といった9つのエリアに分け、それぞれ知識・技術の向上や会員相互の交流、研鑽に資する活動等を行っています。
「JACE」とは異なる業界団体として、有資格者と連携しています。
“イベント業務管理士”という資格は、一般社団法人日本イベント産業振興協会(JACE)が認定しています。ただ、一般的に資格を取得しただけではなかなか業務に生かせず、自らの目覚ましい成長はすぐには期待できないものです。
当協会は、各個々人の資格取得後の更なるイベント知識の向上、定期的な知識のメンテナンス、業界動向の把握、異業種交流、人脈形成、新規取引先開拓などに活用できます。
全国に繋がるネットワーク。会員同士で業務の相談も行われています。
全国に繋がるネットワーク。もし、勝手のわからない経験のない土地でイベントを計画、展開することになっても、信頼できる相談相手をすぐに探し当てることはなかなか難しいものです。そうした際も、当協会員なら安心して相談相手あるいは現地取引先を探し出すことが出来ます。
こうした出会いも当協会の特色になっています。日常の業務の中ではなかなか出会えないチャンスが広がります。
後進育成のため、全国に講師を派遣。資格取得をサポートしています。
当協会では、要請によって全国の大学や短大・専門学校に講師を紹介しています。 イベントに関するより実践的・実務的な科目の講義、イベント検定等の合格を目指した授業、イベント業務管理士1級・2級資格取得のための直前セミナーなど、後進育成分野で活躍されているメンバーを輩出しています。資格試験制度自体に携わるメンバーも在籍しています。
Activities of jedis
JEDISの活動は、ご本人の積極的な参加によって、人脈形成、情報交換、自己研鑽、人材育成の場がどんどん広がっていく自発的活動のコミュニティであり、その活動の目的は以下のとおりです。
- イベントの質の向上に資するための活動
- イベント業務の進歩改善に資するための活動
- 会員の知識と技術の向上に資するための活動
- イベント従事者の育成に資するための活動
- 会員相互の交流と研鑽に資するための活動
- イベント行政への協力と提言
- 機関紙・誌ならびに図書の刊行
- イベント関連情報の収集・蓄積・提供
- その他、本協会の目的を達成するために必要な活動
女子ネット
JEDIS女子ネットは、「女子力を活かした自由な発想で、もっと社会に貢献したい』という、女性会員の熱い思いから生まれた新しいプロジェクトです。
現在は、全国の会員のネットワ—クを構築し、活用し、地域問交流を根幹とした女性ならではの事業を展開。全国の女性会員の参加をお待ちしています。
各地域本部の活動
中部地域本部では“大人のためのSDGs夜カフェ(対話型 サロン形式イベント)をイベント学会と共に展開しています。
国連が掲げる2030年までの持続可能な開発目標SDGsを、行政、大学、市民団体、アーティスト、企業等、各界の様々なマルチステークホルダーが、どのように取り組み活動しているか、それぞれの課題を抽出して共有しながらブレークスルーして行こうという文化的な催しです。
交流・研鑽
定例総会、講演会、懇親会やイベント業務管理士新規合格者向けイベントなど、会員問の交流の場があります。和やかで気楽な雰囲気の中、新しい知識とネットワークを築いていくことができます。
このほか(一社)日本イベント産業振興協会やイベント学会、(一社)日本イベント協会など業界団体との交流も盛んに行われています。
視察・研修
海外を含め、話題のイベントや都市の視察会やその報告会を実施しています。JEDISメンバーは、アジアにもネットワークを広げてきました。
人財育成
計画されている様々な国際スポーツイベントをはじめ、国際会議やコンベンション、 展示会、展覧会、インセンティブツアーなど、今後も旅行会社、広告代理店、イベント会社、マスメディアの事業部など、様々な業種において、イベント業務を着実に遂行できる人財が求められています。
多くの会員が、これらの人財輩出する大学や専門学校、イベント関連セミナーで講師を務め、自治体や商工会議所、各種団体、企業、NPOなどを人財育成面でサポートしています。
MEMBER
会員数
正会員157名 準会員8名 (2023年1月1日現在)
正会員
本会の会員は、イベント業務管理士の資格を有し、本会の主旨に賛同し、「イベント業務管理士」たる自覚のもとに行動する者をもって構成します。
準会員
社団法人日本イベント産業振興協会が実施するイベント検定合格者であって、イベント業管理士資格の取得を目指す者をもって構成します。準会員は議決権を持ちません。協会からの連絡方法は基本的にメーリングリスト等によります。
Organization
組織図
第26期 理事・役員名簿
名誉会長 | 平野 暁臣 |
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名誉顧問 | 秋山 弘志 清水 卓治 真木 勝次 |
シニアアドバイザー | 新藤 健一郎 東川 稔 |
参与 | 宮地 克昌 |
会長 | 奥野 圭 (株)フォトワークス企画開発部チーフマーケター/横浜商科大学非常勤講師 |
副会長 | 小坂井 彰 五大陸(株)代表取締役 間藤 芳樹 (株)マッシュ 代表取締役/朝日放送テレビ(株)取締役 内宮 真一 (株)スポーツマネージメント 代表取締役 |
事務局長 | 大岩 将士 (株)デジタルブラスト プラットフォーム開発部SpaceLINK事業G マネージャー |
地域強化委員長 | 間藤 芳樹 (株)マッシュ 代表取締役/朝日放送テレビ(株)取締役 |
事業委員長 | 内宮 真一 (株)スポーツマネージメント 代表取締役 |
広報委員長 | 齋藤 大一 (株)ディーフィッツ 代表取締役社長 |
デジタル委員長 | 杉本 昌志 (株)エフエム東京 総務部長 |
女子ネット代表幹事 | 森 絵留 JEDIS理事 前東北地域本部長 |
理事 | 飯田 裕美 (株)アドコンセプト 代表取締役 牛島 真也 オイシックス・ラ・大地 (株)コーポレートコミュニケーション部ソーシャルコミュニケーション室 太田 高嘉 (株)共栄美装 代表取締役 岡市 隆士 (株)電通 2025年日本国際博覧会センター HRMディレクター 加藤 竜司 (株)サウンドエイト 専務取締役 河原 欣吾 (株)神奈川新聞社 クロスメディア営業局 企画事業部 部長 姜 哲浩 (株)オークコーポレーション 齋藤 大一 (株)ディーフィッツ 代表取締役社長 酒井 基喜 (株)マッシュ ビジネスプロデュース室 室長 酒井 勇二 大阪アニメーションカレッジ専門学校 教務部 就職担当 阪田 絢子 ANAビジネスソリューション(株)営業本部 研修事業部 マネージャー 杉本 昌志 (株)エフエム東京 総務部長 高木 均 オフィスプランタ 代表 田中 康資 (株)FMG 羽田支店 副支店長 中村 剛太郎 徳山総合ビジネス専門学校 講師 福田 博文 綜合企画(株)グローバルソリューション事業部 部長 舛森 丈人 (株)テー・オー・ダブリュー 取締役兼執行役員 森 絵留 盛名劇団かもめ 代表 山田 博一 山田企画事務所 代表 湯川(山崎)智子 (株)サピエント 代表取締役社長 |
北海道地域本部 | 吉田 道信 (株)アルモ 佐藤 浩次 (一財)札幌産業流通振興協会 事務局次長 |
東北地域本部 | 大山 真由美 わしん倶楽部 菊地 美一 あぶくま音楽社 代表 |
関東地域本部 | 寺田 克己 (株)ポニーキャニオン 人事総務本部 岩坂 明 日本コンベンションサービス(株)まちづくり事業部 MICE推進部 神長 衛 (株)next-i プロデューサー |
中部地域本部 | 原田 伸介 (株)新東通信 JPM事業室 事業プロデューサー 大楠 よう子 (株)OFFICE AMYU 代表取締役 |
北陸地域本部 | 大場 圭介 (株)バルデザイングループ 代表取締役ディレクター 小久保 一之 (株)ケィ・シィ・エス 取締役事業開発担当 |
関西地域本部 | 阪岡 裕貴 株式会社東映京都スタジオ 企画制作部 シニアプロデューサー 西川 博美 NANOSTATION 代表・大阪創都学園キャットミュージックカレッジ専門学校講師 |
中国地域本部 | 岩堂 仁志 (株)オフィスダン 代表取締役 今井 章智 山陰中央テレビジョン放送(株)コンテンツプロデュース局事業部長 |
四国地域本部 | 川田 春夫 (株)エフエムびざん 取締役 企画営業部長 竹内 健児 (株)ネクサス 取締役本部長 |
九州地域本部 | 堤 啓子 (株)くるみ工藝 役員 長野 史尚 学校法人国際学園 九州医療スポーツ専門学校 |
監事 | 萩原 進 (公財)江東区文化コミュニティ財団 平家 良美 (株)京都総合研究所顧問/神戸国際大学 非常勤講師 |
MESSAGE
組織~「イベント業務管理士」のさらなる飛躍に向けて~
皆さま、こんにちは。
2014年10月より会長を務めております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々にお悔やみを申し上げると共に、感染の終息を心よりお祈り致します。
また、“withコロナ”とは言われるものの、計り知れない甚大な影響を受けたイベント業界のみなさまのご回復と新たな環境下でのご活躍を祈念申し上げます。
さて、当協会も設立25周年を迎えました。
私は2000年にイベント業務管理士に合格し、当協会に入会しましたが、加入当時と比較して、ここ数年少しずつ変化してきていると実感することがあります。
それは、当協会会員の業態領域の幅の広さです。
いわゆる広告業やイベント企画制作業のみならず、放送、旅行、運輸、学校、流通サービス、官公庁など、様々な分野の方々が数多く参加されています。
イベント業のすそ野の広さを象徴していると捉えられると共に、様々な業界出身者の集合体であるため、会員の皆さまとお話をしていて、情報量の多様さを度々肌で感じています。
各業界動向や最新技術のトレンド、注目されているイベント情報や裏事情など、私自身、未知なことも多く、非常に勉強になります。
一方、設立以来、変わらず進化し続けていることもあります。従前から当協会の特徴となっている全国に繋がるネットワークです。
私の場合、取引先の紹介やその土地に関する様々な情報収集などについて、このネットワークを活用しています。
その結果、うれしいことにビジネスに結びついたことも度々あります。
少しずつではありますが、25年を超える歳月の中で、着実に有意義な組織に成長して参りました。
イベントに関するプロフェッショナル人財となるために資格を取得し、実践に応用していくことは、イベントに関わる者にとって、とても大切なことです。
当協会の特性にも繋がりますが、これからは、資格をさらに有効に活用し続けるため、組織や地域を超えて、有資格者同士の相互研鑽や自己啓発の機会を自ら率先して創出していくことも必要でしょう。
なぜなら、社会や組織の信頼をさらに得つつ、様々な成果物として還元していくことが、有資格者として、ますます期待されることになると確信しているからです。
そうした中、リアルとデジタルの融合といった新たな時代にも対応可能なイベントの専門知識の習得や実践について、期待が高まっています。
また、今後も地域振興の一翼を担い続け、経済効果をより意識した新たな「地域イベント」が計画されようとしています。
われわれ有資格者が今まで以上に期待され、活躍する場面はますます増えていくことでしょう。
今後も、社会の流れを敏感に察知しながら、期待に沿った組織運営を心掛けつつ、当協会の特性である全国のネットワークと多種多様で有能な専門家集団であることを発信し続け、資格制度と協会の認知向上に努めて参ります。
みなさまのあたたかいご支援、ご協力をお願い申し上げます。
日本イベント業務管理士協会
会長 奥野 圭