我らが運営幹事会

■執筆者 会長 真木 勝次
■執筆日時 2009年3月19日
 
 我らが日本イベント業務管理者協会(JEDIS)には最も重要な会議体としての年1回の総会・理事会の他に、理事による月1回開催の運営幹事会という会議があります。

 主に東京開催なのですが(4月は京都で開催予定)、月1回の開催ということもあり、全国の多忙な理事達が全員出席しなければならないというものではなく、会長、副会長、事務局長の3役と関東を中心とした理事の参加、そしてその時々に関西、中部、東北をはじめとした全国の理事達が参加して運営されています。

 そもそも運営幹事会のJEDISにおける役割は、総会で決定された年間事業(行動)計画の推進と、実施回毎のタイムリーな議題、連絡事項の検討、議論、決定が大きなものです。

 最近の様子をお伝えすると、2回目のイベントジャパンへの参加形態の検討や、4月に実施される京都開催の運営幹事会の内容案の確認・検討等が行われました。

 と、上記の如く、非常に重要な役割を持つ運営幹事会ではありますが、2次的な側面として、こういう姿もあるのです。

 月に1回、全国のイベント関連事業者が集まってくるのです。それも、それぞれの地域、それぞれの業種の中で中心的な立場の人達が集まってくるのです。

 自然の成り行きとして幹事会の始まる前、終了後のオフ会には、日本の経済事情、地域事情、イベント事情等の情報交換が盛んに行われています。

 今年で2回目の開催となるイベントジャパンも、JEDISにとっては運営幹事会終了後のオフ会での議論の場~多少現実感を薄めた所~での「思いつき」がスタートだったのです。

 JEDIS10周年記念事業として、いろいろ思い悩んで、決定的なアイデアが浮かばない中、誰かが「イベント業界のコンベンションがやれたらいいね、最初はイベント業界の展示会、それもトレードショーの形でビジネスを意識したものが出来たらいいね」と語りはじめたのです。

 とても高いハードルのアイデアでした。

 しかし、それが実現すればイベント業界が一歩進む、社会での認知、役割が明確になるという事は共通のその場にいた参加者の認識として残りました。

 その後の状況は、皆さまご存知の通り、今年は2回目が開催される予定です。
実際に事業としてやっているのは、JEDISではないのですが、JEDISの運営幹事会の参加者達の自然な思いが火を付けたと今でも自負しています。

 最近は100年に1度の金融危機、経済危機の影響の為か、厳しい社会状況を反映した情報交換が多くなってきております。

 しかしそういう時こそ、やはり直接ターゲットに対して問題解決、課題解決のできるイベントという手法が大いに役に立つという事をもう一度、それぞれが確認をして新たなイベント事業、社会に対してのトピックを生み出して生きたいと、それもこの運営幹事会からと、つくづく思っております。