スポーツイベントを通して
■執筆者 内宮 真一
■執筆日時 2018年8月25日
2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まであと2年にせまってきました。来年2019年には、ラグビーワールドカップが2021には関西でワールドマスターズゲームズが開催されます。ゴールデンスポーツイヤーズのはじまりです。名古屋から東京を訪れる度に新しいスポーツ施設等のインフラが整備され、新しいビルが建ち、街がきれいになっていきます。オリンピックがせまってきたことを皮膚感覚で感じることができます。
私が住んでいる愛知県には、野球、サッカー、バスケットのプロスポーツチームをはじめ、バレーボール、ハンドボール、フットサルなどあらゆるスポーツのチームが活動しています。野球は、中日ドラゴンズ、サッカーは名古屋グランパスエイト、バスケットは、Bリーグ(男子プロリーグ所属)で4チーム、WJBL(女子トップリーグ)で5チーム、バレーボールVリーグ(男子)2チーム、(女子)2チームととても多数のチームがこの地域をホームタウンとして活動しています。それぞれのチームが地域に根ざした活動を行っているので、この地域の子供たちは、常日頃からスポーツチームのトップ選手といっしょに活動する機会をもっています。サッカーJリーグやバスケットBリーグは、下部組織として教室活動を通して普及活動を行うことになっていますので、日々の活動を通してサッカーやバスケットファンを増やしています。こうした活動は、他のスポーツへも広がりをみせ合同でスポーツイベント開催し、すそ野を広げる活動を展開しています。ゴールデンスポーツイヤーズを境にスポーツを通して地方の活性化が進み、こうしたプロスポーツチームを中心としたスポーツイベントは、地方を中心に地道に活動を増やしていくと思います。
本年9月(このコラムが掲載される頃)には、愛知県でスペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲームも開催されます。知的障がい者のスポーツ大会です。競技数は限られていますが、みなさんが思っている以上にすばらしい記録がでたりします。また今年インドネシアジャカルタで開催されているアジア大会が2026年には、愛知県で開催されます。こうしてゴールデンスポーツイヤーズ以降もスポーツイベントは継続的に開催され、みなさんに元気と勇気を与え続けていくことと思います。
JEDISも昨年20周年を迎えました。自分も20年近く会員として参加し、数年前より日本イベント産業振興協会(JACE)が行っているスポーツイベント検定セミナーの講師をお引き受けし、再度勉強しながら挑戦しています。こうした講師への挑戦ができるのも、JEDISで活動し、自らの意思で各イベント団体が開催するセミナー等に積極的に参加したり、JEDISメンバーとの会話の中から感じ取ることができた情報や知識を生かすことができているからだと思います。現在、東京オリンピック・パラリンピック開催を背景にこの検定試験を受験する人が増えています。またイベント検定やイベント業務管理士の受験者も増えていると伺っています。ちょうど1年ほど前に奥野会長、酒井事務局長がコラムに書いていらっしゃったようにこうした講師への挑戦もイベント業務管理士の資格を持っている皆さんだからこそできるのです。先に書いたように今後も地方を含めスポーツやスポーツイベントを通して、地域の活性化やスポーツ産業の育成が行われていくと思います。ぜひ、イベント業務管理士資格をお持ちの方、JEDISに入会していっしょにイベント業界を盛り上げていいきましょう。そして各イベント検定の講師などへの参加を通して、新しい自分磨きをしてみませんか。