コロナ禍で集まれなくなった中での新いイベント「オンライン運動会」
■執筆者 JEDIS関西地域本部 株式会社バウンス クリエイティブ 丸山 和幸
■執筆日時 2021年5月10日
コロナ禍で集まれなくなった中での新いイベント「オンライン運動会」
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとして“生活”や “働き方”が大きく変わりってしまいました。
日頃は、社内のコミュニケーションを課題としている、企業様・労組様をクライアントとし、「社内イベント」をご提供しています。
多分に漏れず、新型コロナウィルスの影響で私たちの事業も先行きの見えない状況になりどうしたものかと頭を抱えていました。
無い知恵を絞った結果、考えついたイベントが「オンライン運動会」です。
一つの会場に集まる事なくネットワーク環境さえがあれば、各家庭からパソコン、タブレット、スマートフォンから参加できる新しい形の運動会です。
まずはZOOMの使いかたの研究から始まり、P Cの前で何ができるのか?など正に、手探り状態でスタートしました。
最初は「運動会」と銘打っているので体を動かす企画ばかりを考えていたが、PCの前で出来ることは限られる事に気付き、方向転換をはかり、オンラインである事の強みを生かした「映像」を使った競技(ゲーム)を取り入れる事にしました。
オンラインならではの競技として、「モザイククイズ」や「アハムービークイズ」を採用。参加者からはバラエティー番組に出場している気分になれて楽しい!というお声をいただいています。
各競技にそれぞれの企業様ならではのオリジナル性を持たせ競技を制作しております。
例えばアハムービーでは、企業様からお写真をお借りし、その一部を変化させたりしています。
参加者の皆様は馴染みのある写真が問題になっているので興味深く参加いただいています。
もちろん、体を動かす競技(ゲーム)もあります。テレビ番組でも見られる様なゲームを採用しオリジナルのアタック音なども作成し、参加者のモチベーションもアップさせます
また、入社間もない社員様が、リモートワークになった関係でなかなかコミュニケーションがとりにくい状況を少しでも和らげるために、人となりをしてもらえる工夫を凝らした競技も用意したり、会社からの経営的なメッセージも競技にしてしまっています。
そして、そのオンライン運動会をより効果的に盛り上げるのに欠かせないのが、離れている人たちをつなぎ合わせる、進行です。
弊社ではリアルの運動会でもお世話になっているJリーグなどでスタジアムD Jや松竹芸能の芸人さんに盛り上げていただいています。
私たちの意図や主催者の意向をご理解いただき、参会者一人ひとりの一挙手一投足を見ながら実況したり参加者と会話して盛り上げていただいています。
最初は様子を見ていた参加者が途中からどんどん笑顔になり、前のめりになって参加いただいているのが伝わり、今日も大成功!!と思っております。
2020年5月にリリースして以来、約1年で100件近い実施をいただいています。
20名規模から最大7,000名を対象とした企画をさせていただいております。
ただ、私たちとしても本当はリアルで1つの会場に集まっていただき、顔を合わせ、会話をしてのコミュニケーションが一番だと思っております。
早くそんな日常が戻ることを祈りつつ、どんな環境にも柔軟に対応できる創造・工夫を続けて行きたいと思います。