「イベンターとして改めて認識したい2つの事」
■執筆者 関東本部 齊藤克己
■執筆日 2016年1月29日
日頃、イベント運営に携わる者として、認識を深めながら業務を進めるポイントが2つあります。
1つ目は「安全を追求したイベント運営」
2つ目は「イベンターとして法規、コンプライアンスを厳守する」
1つ目は、いわずもがな「イベント会場における安全性の確保」である。
イベント計画から仕込み、運営、バラシ撤収までの各時間軸毎での安全性を指す。
使用機材、稼働物、セキュリティ監視など様々な側面での安全確保が求められるが、とりわけ来場者の身体へのダメージを伴う事件、事故は未然に予防しなければならない。
イベント会場に来場される来賓、クライアント、一般のお客様含め、何らかの興味を持って来場される事となる。
楽しみ、発見は元より、業務貢献に繋がる利点を見つけ出す場にもなってくる。
この際、「不安や脅威」を身体に感じながら来場される方は皆無であろう。
だからこそ、主催者側の我々が「不安や脅威」を感じさせないイベント運営を確立する必要性があると認識している。
2つ目に「イベンターとして法規、コンプライアンスを遵守すること」である。
私自身イベント業務管理士の試験を受けた時に「行政届出の厳守」「エコ資材の使用」「バリアフリー」などがテキストに掲げられていた事に感嘆した。
「この業界って思ったより遵守するように育成されているなぁ」と。
この気づきは反面、法規やコンプライアンスを常に意識して業務に就いていたのかを猛省する事となった。
正しい知識をインプットしたイベンターが正しくアウトプットしイベント運営を行う。
一貫性を持って法規やコンプライアンスの遵守を唱えていければ周囲のメンバーにも浸透していく。
私は「安全追求」「法規とコンプライアンスの遵守」ができるイベンターとして、更に前進していきたい。
また、日本を含めた全世界のイベント産業も同様に邁進される事を微力ながら祈念している。